シングルマザーとして、経済的な安定や家族との時間を両立することは常に重要な課題です。
では、シングルマザーにとって看護師になることで得られるメリットとデメリットは何があるのでしょうか?
看護師としての仕事は安定した収入や柔軟な勤務時間を提供する一方で、不規則な勤務時間や家庭との時間の制約といった課題も存在します。
しかし、ひとり親家庭自立支援制度を利用することで経済的な支援を受けることができるなど、様々な支援策も存在します。
この記事では、シングルマザーが看護師になることのメリットとデメリットを詳しくまとめていきます。
シングルマザーが看護師になるメリット6つ
安定した収入
看護師としての給与は安定しています。
就職先にもよりますが、毎年昇給があります。
経験を重ねて役職をめざせば年収もあがります。
本年度採用の新卒看護師の初任給(2023 年度実績)
本年度採用の新卒看護師の初任給は、「高卒+3 年課程新卒」で平均基本給与額が 204,950 円、平均税込給与総額が 266,558 円であった。
2023年病院看護実態調査報告書|日本看護協会
勤続 10 年・非管理職の看護師の給与(2023 年度実績)
勤続 10 年、31~32 歳、非管理職の看護師の給与については、平均基本給与額が 247,629 円、平均税込給与総額が 326,675 円であった。
2023年病院看護実態調査報告書|日本看護協会
私の看護師1年目の年収は、400万円を超えていました。
10年経った現在の年収は、500万円です。
毎日贅沢な生活はできませんが、普通に生活して貯蓄もできる生活は送れます。
フレキシブルなスケジュール
看護師の職場にはさまざまなシフトがあり、子育てや家庭の事情を考慮して、柔軟な働き方ができます。
平日に休みを希望することで受診や学校行事などに出席することも可能です。
職業的成長の機会
看護師としての経験やスキルを積み重ねることで、キャリアの成長や昇進の機会が増える可能性があります。
これにより、将来的により高い収入を得ることができるかもしれません。
福利厚生
多くの医療施設では、福利厚生が充実していることが多く、家賃補助や医療費補助などがあります。
私は、家賃の約半額分の家賃補助をいただいております。
自立支援制度の利用
シングルマザーが看護師資格を取得する際には、ひとり親家庭自立支援制度を活用することができ、経済的な支援や助成金を受けることができます。
ただし、自立支援制度を利用する際には、特定の条件を満たす必要があり、その条件を満たさない場合には支援を受けることができない可能性があります。
家庭での応用
看護師として身につけたスキルや知識は、家庭内での多重課題や問題解決にも役立ちます。
例えば、健康管理や緊急時の対応など、看護師としての経験が家庭での役割を支援し、家族の安全や健康に貢献します。
シングルマザーが看護師になるデメリット6つ
非常に忙しい環境
看護師の仕事は忙しく、ストレスがかかることがあります。
シングルマザーとして、仕事と家庭の両方をバランス良く維持することが難しい場合があります。
不規則な勤務時間
一部の看護師の職場では、夜間や週末に働く必要がある場合があり、家族との時間が制限される可能性があります。
夜間や週末に働く場合には、子どもを預ける先を決めておく必要があります。
子供の世話をする時間の制約
看護師の仕事は予期せぬ出来事や緊急事態に対応する必要があるため、子供の世話をする時間が制約される場合があります。
私の病院勤務時代は、定時に帰宅することはできませんでした。現在は、ほぼ残業のない職場で働くことができています。
ワークライフバランスの課題
看護師の仕事はしばしば身体的、精神的な負担が大きく、家庭とのバランスを保つことが難しい場合があります。
これにより、シングルマザーとしてのストレスが増大する可能性があります。
私は、過去の自分と比べれば『まだマシだ!』と言い聞かせて乗り越えてきました。
職場のストレスと人間関係
医療施設では、患者や他のスタッフとのストレスフルな状況や対立が生じることがあります。
これがシングルマザーにとって追加の負担となる場合があります。
しかし、このデメリットは、どの職種や職場においても問題となることが多いです。
看護師になったからではなく、人と人との関わりがある職場においては人間関係の問題は必ず存在すると思っておきましょう。
経済的負担
看護師の教育や資格取得には一定の費用がかかるため、経済的な負担が増えることがあります。
看護学生しながら仕事を十分にすることは難しいため、一時的な収入の減少も考えられます。
まとめ
看護師としてのキャリアは、シングルマザーにとって多くのメリットをもたらします。
安定した収入や柔軟な勤務時間だけでなく、福利厚生の提供や家庭でのスキルの応用可能性も考えられます。
これらの要素が組み合わさり、シングルマザーが自立し、家族を支えるための安定した基盤を築く手助けとなるでしょう。
また、デメリットも存在しますが、適切な対処法や支援制度を活用することで克服可能な場合もあります。
シングルマザーが看護師としてのキャリアを追求することで、家族や自己の幸福に寄与する道を歩むことができるでしょう。
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