准看護師として勤務していると正看護師の方が給料が少し高いということは、よくあります。
同じように勤務するなら、給与が高い方が良いと思うこともあるでしょう。
准看護師免許取得後から7年経過しているのであれば、看護について学び直しをすることもいい機会かもしれません。
この記事では、働きながら准看護師から正看護師になる方法について解説します。
准看護師としての経験を7年間積む
まずは、准看護師としての実務経験を積むことが重要です。
- 7年間(84ヶ月)以上の就業期間が必要
- 就業期間の勤務形態は問わないが准看護師として勤務している
- 1ヶ月の中で1日でも勤務→就業期間1ヶ月と計算する
- 産休は就業期間の対象
- 育休は就業期間ではない
通信制の看護学校に入学する際に、7年間の就業期間を証明するために就業証明証を提出します。
退職した勤務先にも就業証明を依頼する必要があります。
知識を高めながら経験を積む
この期間に、看護の基本技術や患者さんとのコミュニケーションスキルを磨いておきましょう。
日常で疑問に思った疾患や症状なども、その都度調べて知識を深めていきましょう。
実践をともなった知識は、忘れにくいです。
将来の国試対策になります。
通信制看護学校の選定
働きながら学べる通信制の看護学校を選びます。
- カリキュラム:自分のペースで学べるのか 入学前に単位を習得が可能か
- サポート体制:オンライン授業や実習のサポートがしっかりしているか
- 費用:学費が予算に合っているか
- 卒業生の声:実際に通った人の意見や評判をチェック
- 看護学校の場所:通える範囲内か
通信制とはいえ、通学、実習、課題、単位認定試験などがあります。
簡単ではないですが、働きながら正看護師にステップアップできるのは最大の利点です。
各都道府県に通信制の看護学校があるわけではありません。
ご自身の住まいによっては通学に、新幹線や高速道路を運転して通うことになります。
放送大学に入学して、事前に単位を習得できる場合があります。
入学を決めたら早めから準備して単位を取り始めることをオススメします。
入学試験の準備
通信制看護学校には入学試験があります。
主な試験内容は小論文、面接、基礎学力試験(国語、数学、英語など)です。しっかりと準備をして臨みましょう。
専門実践教育訓練給付金の手続き
通信制の看護学校に合格したらハローワークで手続きをします。
必ず、入学前の手続きが必要です。
学校に入学し学習を開始
入学したら、通信制のカリキュラムに沿って学習を進めます。
- 自宅学習:課題を提出して単位を習得。
- 通学:授業をうけて単位認定試験を受ける。
- 実習:病院や訪問看護ステーションなどで実習を行い単位を習得。
事前に通学や自習の日程がわかるので、あわせて職場には休み希望をだして参加します。
卒業と看護師国家試験
必要な単位を修得し、通信制看護学校を卒業が確実となると、看護師国家試験の受験資格を得ることができます。
看護師国家試験は毎年2月の上旬の週末に行われます。
試験に合格することで、晴れて正看護師の資格を取得できます。
正看護師としてのキャリアスタート
看護師免許を取得したら職場に確認をしてもらいましょう。
年収が上がったり、役職に就ける人もいるでしょう。
そして、正看護師として働き始めた後も、常に新しい知識や技術を学び続けることが重要です。
まとめ
仕事や家事で多忙な毎日を送る中、学び直しは大変かもしれません。
しかし、通信制の看護学校なら職場を退職せずにステップアップができます。
准看護師として働いている方は、チャレンジしてみる価値はあります。
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