10年以上前、私はシングルマザーになりました。
勤務する職場は毎月の収入がわずか13万円前後、ボーナスもほぼ期待できない状況でした。
金銭的な余裕はなく、生活のために夜も仕事をするしかありませんでした。
子どもと過ごす時間も少なく、穏やかな心で毎日を過ごすことができない
離婚すると決断した自分が悪かったのではないか?
自分自身を責める私から見える未来は、とても暗く不安がいっぱいでした。
しかし、現在の私は、
ある程度の貯金ができるようになり、自分の老後や子どもの教育資金について心配する必要がないほどの安定を手に入れました。
私は、自分で未来を変えるために看護師になったのです。
シングルマザーとしての責任を果たしながら、資格取得を目指すことはとても大変でした。
学業に母親としても役割に金銭的な心配もあります。
家事効率を考えたり、やらなくても困らないことを手放してみたり、工夫を重ねながら准看護学校卒業と准看護師免許を取得することができました。
准看護師の一年目も大変でした。
インシデントを起こしたり、多重課題になやんだり、突然の急変に戸惑ったり、楽しいことばかりではなかったです。
その後は、准看護師として働きながら通信制の看護学校で通って正看護師免許を取得しました。
シングルマザーが看護師を目指すことは自分も子どもも大変ですが、それでも看護師になってよかったと思っています。
『世の中に必要とされている感じが実感できる』
それは10年以上前の私は感じられなかったことです。
今では、看護師として生きがいをもって仕事することができるようになりました。
シングルマザーの私が看護師になったことは、資格取得だけではない価値があると思います。
収入が安定しているため、経済的に不安はなくなりました。
経済的に安定するということは、精神安定剤のようにも感じます。
心に余裕がうまれるのです。
子どもにも他人にも優しくなれるような気がしています。
ほかにも、子育て中にも知識が役立つこともあれば、計画的に目標にむかっていくことができるようになりました。
子供にも良い影響をあたえていると感じています。
母親が何かに真剣に取り組む姿をもみて、『お母さんができるなら自分もできるかもしれない』と思うようです。
母の頑張る姿をみて、子どもも感じるがものがあるのだと思います。
もし、過去の私のように悩んでいる方がいるのであれば、このブログが一つの成功例として悩んでいる方へ伝えることができたなら、とても嬉しく思っております。